前の1件 | -
【必見!】全貌公開!我がハイエースのアイソレータ周辺配線図 [電装]
先日、外部給電の記事をアップ後、殺到した依頼がコチラ
「アイソレータを含めた配線図をアップしてほしい」
というもの。
多い時で1日に10件以上のご依頼がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
そこで今回は、みなさんのご要望に応えて
「アイソレータを含めた、我がハイエースの配線図の全貌を公開します!!!」
お待たせしました!!!
スポンサーリンク
では.....
1.我がハイエースの仕様をおさらい
上に示す2つの過去記事にもあったように、我がハイエースには サブバッテリーが備わっており、車中泊やデイキャンプなどで大活躍している。
サブバッテリーからインバータを用いて、家庭用電源(AC100V)を生成し、車内コンセントを使えるようにしたり、車内の照明やカーナビのテレビなども、車体バッテリーを使用せず、サブバッテリー単体で駆動できてしまう魔法のツール!
(サブバッテリーを使用したナビへの切替回路は後日記事にします!)
ただし、サブバッテリーも永久に使えるわけではなく、当然バッテリーという名のもと充電しないと使えなくなってしまう。
そのため前回は、車外から取り入れた電源から、車内サブバッテリーを充電する方法を記事にした。
上記の回路はあくまで、停止中のみ に活用できる回路であり、走行中はアイソレーターを用いて車の発電機(オルタネータ)からサブバッテリーへ充電する必要がある。
一泊程度の使用であれば、走行充電は必要ないが、長期的に使用する場合や、家庭充電が面倒な場合は、
アイソレータを装備した走行充電
も是非取り入れてほしい装置である。2.走行充電(アイソレータ)を含めた配線図
前置きはこんな感じにして、早速配線図を公開したい!スポンサーリンク
ポイント1 必ず安全装置を取り入れること!
アイソレータの取付は非常に簡単で、本体にも記載のあるとおり メインバッテリー と サブバッテリー にそれぞれ配線を行えばOK!使用する配線(線材)も、それぞれの使用する電力に応じた配線を選べばOK!
それぞれの機器には、本体を守るための保護機能が内蔵されているため、個々の機器に対する安全への考えは無用だろう。
問題は、
それぞれの機器へ接続している配線に
不具合が起こったときの話
不具合が起こったときの話
である。
配線に問題というのは、プラス側配線の断線や端子外れにより、車体アースとショートした場合のこと。
この場合、バッテリーは常にプラスとマイナスがショートしている状態になり、最悪火災の原因にもなりかねないのだ。
その対策として、それぞれのバッテリーとアイソレータ間にはヒューズ、またはサーキットブレーカーを必ず入れる。できれば、それぞれのバッテリーのプラス端子直近でヒューズを嚙ましておくこと強くオススメする。
僕の場合はメインバッテリー直近には ヒューズ
サブバッテリー直近には、サーキットブレーカーを割り込ませた。
ヒューズとサーキットブレーカーの違い
ヒューズとサーキットブレーカーの違いを一言で言えば、「直ぐに復旧可能かどうか」
どちらも電力過負荷に対して配線を遮断する役割は同じなのだが、ヒューズの場合は、一度切れたらヒューズ管を交換しない限り復旧はしない。
その反面、サーキットブレーカーは特性上、過電流によって加熱された素材がスイッチを作動させて電流を遮断する。そのため、遮断後冷えれば、素材も元の状態に戻って再通電が可能となる。よって 何度でも再利用が可能 というわけだ。
これだけを聞いた場合、再利用できるサーキットブレーカーの方が優秀じゃん!と思われがちではあるが、実際そうではない。我がハイエースのメインバッテリー直近にあえてヒューズを取り入れた理由がそれである。
例えば、外出先でサブバッテリー装置のどこかで問題が起き、メインバッテリーに過負荷が起こった場合、サーキットブレーカーでも保護は行ってくれるのだが、ある意味安易に再開もできる。原因を解決してない状態で再開しても同じようにブレーカーは落ちる。が、その行為が実は大変危険で、メインバッテリーを守る観点からも、あえてヒューズを取り入れた次第だ。
また、上述した通り、サーキットブレーカーは周囲温度の影響を受けやすい というデメリットもある。そのためメインバッテリー = エンジンルーム内に設置する保護装置としては、ヒューズ以外の選択肢が無かった。
3.インバーターを接続する際に気を付けること
AC100Vを生成するのにインバーターは必須のアイテムである。ただし、説明書通りに配線を行うと、ある問題が発生する。
その問題というのは、
「インバータ内部では、
メインバッテリーとサブバッテリーが絶縁していない」
メインバッテリーとサブバッテリーが絶縁していない」
ということ。
つまり、セオリー通りサブバッテリーとメインバッテリーをインバーターに接続すると、マイナス側はもちろんのこと、プラス側も同じ電位になってしまい、サブバッテリーを使っているつもりでも、知らない間にメインバッテリーも消費してしまう!
その対策として、
インバーターとアイソレーター間(メインバッテリー側の配線)に ここもまたサーキットブレーカー を追加して、通常使用はあえてスイッチをOFFにする ことで、インバーターはサブバッテリーだけを使用してAC100Vを生成する。
ただし、高出力の家電製品などを使用する際は、サブバッテリーの電荷だけでは足りないため、メインバッテリーも必要になり、その際は先ほどの サーキットブレーカーをON(通電状態)にする ことで、サブバッテリーとメインバッテリーの2つのバッテリーを元にして、インバーターは高出力が可能なAC100Vを生成する。
まさかの仕様ではあったが、考えてみればインバーターからしてみれば、同じ12V。
内部で導通しているのも分からなくもない。
ちなみに、アイソレーターはメインバッテリーとサブバッテリーのプラス側は絶縁されている。
今回の配線図では、サブバッテリーに接続されている各アイテムは省略した。
また、アイソレーターからの表示LEDについては、時を追って説明します!!!
ひとまず、アイソレータ周辺の回路図でした~
※記事内の誤記、配線間違え等ありましたらコメントにてご指摘お願いします!!!
スポンサードリンク
タグ:アイソレータ周辺の配線図
前の1件 | -
名車ハイエースをとことんイジリ倒すDIYブログ。