ハイエースは座面が高いせいか、乗り降りって大変.......。
とくに初めての人は乗り込むのも一苦労で、運転手である僕自身も、毎回「ヨイショ」と小声で叫びながら乗り込んでいるのが現状。

そんなハイエース。
この前、同乗者に言われて初めて気付いた。

「高ッ 暗ッ 怖ッ」


そうか!
暗いのか...!!!!!
ってことで、フットライトを取り付けることにした。

イメージは高級車でよく見るアレ。
開けた時に足元を照らしてくれるアレです。

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1.構想

照明取付け個所は、ダッシュボードのサイドパネル(正確には「インストルメントクラスタフィニッシュパネルガーニッシュ 」以下インパネガーニッシュ)と各足元に1つずつ忍ばせたい。
絶対条件としては乗降時の足元(ドアを開けた下)が明るく照らされること。
そのために、まずはインパネガーニッシュにLEDを仕込む。
ただ、この場所。
ドアとの隙間がほぼ無いため、パネル内に埋め込むしか方法は無さそう...

2.製作

 2-1.インパネガーニッシュへのLED埋込加工

インパネ ガーニッシュの外し方は3箇所のツメを意識しながら手前に引っ張るのみ。手前の空気穴に指を突っ込んで引っ張るのがコツ。

LEDをそのまま貼り付けるのは、あまりにも素人で見っともないので、3Dプリンターでレンズを作成した。常に純正仕様を目指して!!!

マスキングテープを下地にレンズの枠で墨を打ち、その形状にパネルをカット。

角はRの方が楽なためドリルで4点穴あけ、直線はミニ丸ノコで切断。その後ヤスリで微調整した。

LED本体は裏からホットボンドで固定する。

このように面(ツラ)が綺麗に合うことでDIY感は皆無。
3Dプリンターは文字通り3Dで設計できるため、厚みの指定も自由自在なのだ!!!

 2-2.フットライトの作成

足元を照らすフットライト。
運転席でアクセルペダルを照らす感じが理想である。

こちらは、エーモンのLEDレンズをベースに暖色系のLEDを仕込んだ。

LEDはテープLEDをカットする。
使用したのは5050サイズのアンバー(暖色)
テープLEDをカットし配線を半田付け

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3.配線作業

 3-1.配線箇所

今回の仕様として「ドアオープン時のみ点灯」としたいので信号はフロントドアのカーテシ信号が対象となる。

フロントドアの開閉信号はボディ側の物理的なプッシュスイッチで行っているが、手っ取り早くは助手席の足元、インパネ内の対象コネクターは「イE」である。

それぞれのカーテシ信号は以下の通り
・運転席カーテシ信号→10ピン(配線色:赤)

・助手席カーテシ信号→11ピン(配線色:緑)


回路図は以下の通り。

ご覧の通り、マイナスコントロールである。
つまり、LEDは常に12Vに接続されており、マイナス側のON/OFFで操作するというもの。
なにがメンドクサイって、LED側で車のアースを使用できない点。いちいちプラス側とマイナス側の2本の配線を伸ばさなきゃいけないってところが難点。

運転席、助手席とも、いい感じに取り付いた。その後、今回の4つのLEDを一括して消灯できるスイッチを追加した。
車いじりの際、常にドアを開けておく作業は多々発生する。そんな時のための一括消灯スイッチである。
全体の配線図はコチラ↓

運転席と助手席の信号が別のため、それぞれ個別の動作が可能!!!

 3-2.完成


4.セカンドステップへもLED照明追加

元々の計画には無かったが、セカンドステップへもLEDを増設した。
ハイエースのセカンドステップには、予めフットライトが装着されているが、LEDに交換はしたものの、単方向からの照明だと乗降時に足の影ができ、常々危険と感じていた。そこで、新たに光源を増設することで、その影を打ち消そうという作戦!

 4-1.LEDモジュールの作成

LED照明本体とレンズは共に3Dプリンターで作成しLEDを計12発仕込める仕様。

配線は既存のステップランプの根本から半田付けで拝借した。ここから電源を引くことで、既存のステップランプのON-OFFスイッチと同期することが可能!!!


 4-2.完成


以上で作業は完了~
今日も誰かの参考になれば幸いです☆

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