今回は我がハイエースにキッチン(コンロ)を追加しました!!!
遂に、遂にこの日が来たか!!!
紛れもなく生身で我が家に来たあのハイエースにコンロが搭載される日が来ようとは.....

構想

僕のハイエースは、ワイドでもなければハイルーフでも無い、至って普通のナローボディ。この限られたスペースにコンロを追加するには、そこそこの技量と知識が必要であるのは言うまでもない。
そこで、国内のみならず海外のサイトからも情報収集。

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今回の目的は、コンロを追加すること。
無論、閉ざされた車内での火器の使用は一酸化炭素中毒の危険性も伴うため、使うのはリアハッチを全開にした、言わば「半オープンスタイルの時限定」と割り切ることにした。そのため換気扇等の吸排気設備は設けない仕様とする。

普段は使用しないため、条件としては
『収納式』

使用時はスライドレールを引くことで本体が出現し、使わない時は跡形もなく収納できるのが理想。

設置箇所は自作ベッドの右サイドエリアに決定!!!左サイドはサブバッテリーが君臨するため却下。
自作ベッドの作成記録はコチラをご覧ください↓

設計

今回の設計は、限られたスペースの中をいかに有効活用できるかが最大のポイントとなる。そのためミリ単位まで幅を突き詰め、極力無駄のない設計を行なった。
全体のフレーム構成はこんな感じ

メイン部品であるスライドレールは長手寸法550mmの品を選定。

スライドレールの耐荷重は40kg(2本使用した場合)なので必然的に限界重量はそれ以下ということになる。

収納先ベッドの奥を確認すると苦しくもタイヤのもっこりが干渉してしまう。そのため、このタイヤの膨らみを避ける形にしなければ、長手寸法550mmの本体をベッドフレームに収納することはできない。それを回避するのが図中の斜めにエグった部分(赤点線〇)である。
また、今回は上側にスライドレールを設置し、全体を吊るような形となったが、本来は下側に設置するのがセオリー。これができなかったのもタイヤの膨らみがあるためであり、この因縁は大きい。

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フレームは20mm角のアルミフレームを使用した。
全てのテーブルを展開した形がこちら

収納式のテーブルは、耐火性と強度や衛生性を考慮し、ステンレス(板厚2mm)を採用した。
他の面にも棚受け金具を使用して収納式のテーブルを取り付けた。手前のテーブルは、更に蝶番を取り付けてノートのように拡張できるように加工を施す。
ステンレスのメインテーブルと反対側の収納テーブルは、ここだけ木材を使う。火元から距離があるのと、見た目少し暖かみが欲しくて、全体メタルはあまりにも厨房感が否めなかった....

部品の構成はこんな感じ。

製作

部品も揃い早速製作。
製作中の写真なくてスイマセン!!!

完成した実物の写真がこちら

ほぼ設計通りの品が完成!!!!!

車体取付け

今回の製作したコンロユニットは単体重量15kg程となり、マジで見た目以上に重い。逆を返せば丈夫とも言えるが、それを実現させるためにも設置先の筐体は頑丈であることが絶対条件。
そこで既存のベッドフレームの強度を高めるため、部分的にフレームを増設した。

スライドレールとベッドフレームの取付けは、コの字の板金を返して取付ける。このようにユニット化することでスライドレールは真っ直ぐ取り付き、スライドレールのスムーズな駆動は確実なものとなる。

コンロの登場!!!

今回使用するコンロは
SOTOのレギュレータ2口バーナー『GRID』
非常に人気な商品なだけに、未だに品薄なのは言うまでもない。
燃料はお手軽なカセットボンベを使用でき、従来の2口 コンロのようにボンベを立てて使用しなくても良いため、コンパクトな状態で使用できるのが魅力的!!!なによりステンレスで無駄のないデザインには好感が持てる!

完成品のお披露目









使ってみて

早速、先日スノーボードへ行き、実際にこのコンロを使用した。コロナの影響もあり、人が多いレストランに行くのはなんとも気が引ける今日この頃。そんな時に気軽に設営できる、この装置はガチで便利であった。
問題なくお湯も沸かせるし、コーヒーだって作れちゃう!
というより、周辺からの視線や声掛けも多く、我の車にも...といくつかの相談もあった!

今後も改良に改良を重ねて、さらなるカーライフを楽しみたい!!!
次は水栓!?いるかな〜???

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