ハイエースの悩み...
それは セカンドシートの利便性の悪さ でもある。

僕の車は スーパーGLでもあるため 座面も分厚く、
且つ “DARK PRIME”であるため 合皮&トリコットで見た目もまぁまぁ整っている。


ただ。。。
気にらんのがひとつ

それは
個別にリクライニングできない点


通常のミニバンであれば 左右、または 1:2 で独立リクライニング、
さらには 前後のスライドが可能となるが、そこはやはり商業車、リクライニングはセカンドシート全体が ガコンッと倒れる仕様。

...というのも、我が家の場合、
後ろに子供2人乗せる際、1人はチャイルドシート、もう1人はジュニアシートというスタイルが通例ではあるが、ジュニアシートを倒そうとシート全体をリクライニングすると、チャイルドシートが不安定になるためNG。
そのため、ジュニアシートの兄貴は、いつも首がへし折れそうな角度で眠りにつくzzz

「ハイエースは大きくてカッコいいけど、寝れないのイヤだ!」

ずばり、これこそが彼らの本音でもあるようだ。

そんな流れで今回、思い切ってセカンドシートを載せ替えることにした!!!!!

ハイエース セカンドシート 載替え」で色々情報を探ると
70系VOXYのセカンドシート、またはエスティマのセカンドシートでは どうやら前例があるようだ。


目指すは 最強の利便性最高の移住性 の両立。

今回のセカンドシートに求める条件としては

条件① 独立してリクライニングできること

これができなければ本末転倒となる。

条件② 綺麗であること

中古といってもタバコ跡や目立つ傷はNG。
子供たちが座るものなので 衛生的な配慮も含めて選定してきたい。

条件③ レールも付属されていること

オークションを拝見するに、シートのみで レール無しも多く見受けられるが
今回は前後のスライドも必要なため「レール付」はマスト条件とする。

条件④ シート予算5万円以内

オークションでの相場はマチマチ...上記の条件で5万円以内であれば安いと判断する。




この条件で探しまくること 2ヵ月
ようやく最高のセカンドシートをGETした!!!

それが日本が誇る高級ミニバン!
ヴェルファイアのセカンドシート である。
しかも 特別仕様車2.4Z"GOLDEN EYES Ⅱのシート。
キャプテンシートで見た目もゴージャス!!
(あッ下の写真は同じモデルのフロントシートの写真のよう...)

しかも、しかも!
オットマン付き!!!!!

最高か!!!!!!!!!!!!!


でっかい段ボールに シートレールもしっかり付属されていた。
っていうか、よくこんな大きい段ボールあったな!
まぁこの後 この段ボールは子供達の段ボールハウスの餌食と化した。
これこそが『ステイホーム』の新しい形と言えよう。

①準備

では、早速 既存のセカンドシートを外していこう。
はっきり言う!!!
ハイエースのスーパーGL セカンドシート、くっそ重い。マジ親父神☆
引きずれば1人でも辛うじて...持ち上げるには大人2人でないとキツイ。
固定方法はシートの前部分のボルト2本外せば、シートは外れる。

僕の車は後部にベッドを積んでいるため、今回はそのあたりも思い切って外さないといけない。

ということで、サブバッテリーも外すことに....
サブバッテリーへとの接続ケーブルは、この機会にキボシで取り外せる仕様に変更。
今までエーモンの圧着端子使用していたが、今日からこの絶縁付きギボシ端子を使用することにした。圧着工具は必要なものの、取付けは一瞬で終わる。時短且つ安全で、是非皆にお勧めしたい。



大変な作業....
全部外した状態がコチラ

ハイエースってやっぱり広い。




②レールの製作

◆レールの下処理

今回用意したヴェルファイア用のシートレールは4本組であり、1シートにスライドレールを2本使用する。(長いのと短いのでセット)
レールの裏には数本のスタッドボルトがついており、恐らくレールと車体を固定するためのネジかと察するが、今回は不必要なため、取り除く。スタッドボルトは基本ダブルナットにして裏から緩めればイケるはずだが、固すぎて....最終的には切断した。

写真の様に ロータリーバンドソー からの ディスクグラインダ が最速!!
位置決め用のピンも一緒にカットした。とにかく床に接する面をタイラにすること が大事。

◆レールの長さを揃える

4本のレールに取り付けられている スライド金具は、座席のレバーを引くと 一緒にスライドする機構のよう。ただのスライドと言っても、決めれらた場所にしか固定しない仕様である。

要するに 2本のレールをペアにしたときのロック位置をしっかり把握する必要がある ということ。

何度もスライド金具の位置を探り やっとこさ見つけた!!!

そしてサードシート用固定金具は必要ないため、外したかったのだが、外し方が分かんなかったので思い切ってロータリーバンドソーでカット!!!

バンドソーがあれば、この程度はキレイに真っ直ぐカットできる。


ある程度大雑把にカットしたのがこんな感じ


最終的にレールの長さは1100mmに決定。
あまり長すぎても後部ベッドにぶち当たるための配慮。

カットした末端は元から取り付けられていた金具を取り付ける。
レールの真横からM10の穴を空けてボルト固定。
レールの板厚もあって、かつ断面にしたら4枚の板を貫通する必要があり、
まぁ。。。これはこれで大変な作業だった。


これを 計8箇所 カットする必要が...
ドリル刃も次から次へと潰れるし、それよりも先に心がへし折れそう...



1つのペア レールが完成したので仮でシートを仮置きしてみた。


うん...
イイ感じ....

この様に同じ作業の繰り返しだとストレス溜まるので
完成に近づいてる暗示を自分自身に、たまぁにかけてあげることが大事!!!

シートの裏はこんな感じ。

レールとレールの距離は実測値より418mmに決定!
改めて写真で見ても サビもなくキレイなシート。


ココで1日目が終了~。
ガッツリ19時までかかった...

◆レールの固定

レールの固定を行う前に、そのベースとなる金具を作成していく必要がある。
というのも、今回のセカンドシートでは 車検が通らんのです。
そもそも乗車人数(シートベルトの数)が車検証と一致しないとOUT!!!

車検時に毎回シート交換することも考えると、今回の4本のレールも簡単に取付け&取外しができるようにする必要がある。
仮にレールをバラで車体に固定してしまうと、外すのも大変だし、なにより毎回位置がずれて調整が大変なので、4本のレールは、1つのユニットとして組み上げていく作戦である!

まずはベースプレートをガッツリ溶接した!
今回も¥15,480で買った格安半自動溶接機が大活躍!!!

気になる方、コチラをチェック↓



材料は 6mm厚の平型プレートを使用。溶接も これでもか ってくらい溶け込み深くして頑丈に固定してやった。

こんな感じ。

矢印の部分、車体には元からあるボルト4本で固定する。

1つのシートレール間が418mm必要なため、
両端は確実に レールがステップ部分にガッツリ被る
この辺どうしようか頭が痛い...........

2日目終了~
まだまだ完成まで程遠い....
次回はレールの取付けからのスタートじゃーーーーい!