ハイエースの空力性能について調べてみた [ノウハウ]
空力を制する者がレースを制する。
こんな言葉があるように、車における空気の力=空力は絶大!!!
使い方によってはプラスにも、マイナスにも働く。そして、目に見えない力だからこそ、深い.....。
突然ですが、先日自動車に詳しい知人から聞いた話、いやクイズを出題します!!!
Q、現行車で一番、空力を考えられた理想の車種は何かご存じでしょうか?
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...
ん...やっぱり長い歴史を持つ、クラウン?
いや...一昔前の卵型のエスティマ?
あっ...最新のMIRAI!?
A.正解は、プリウス。 なんだとか。
悔しいが、大いに納得。あの形が空気抵抗を考える上で参考になるらしい。
話を戻します。今回は僕の車「ハイエース」!
真四角の車の代名詞「ハイエース」
顔面も絶壁なことから、見るからに風の抵抗を受けて走るその様は、エコや低燃費と騒がれるご時世に、明らかに逆光しているように見受けられます。
高速道路を降りたときの、ボンネットで潰れた虫の量といったら、ハンパねえーぞ!!!
俺の一台で、昆虫の生態系さえ揺るがしてしまいそうで心配でならない。
プリウスとは似ても似つかん!!!
...が、そこは天下のトヨタ様。
しっかりと空力性能も考えられた設計を行っているようで、今回はハイエースの空力性能について調べてみました。
たかが、風。されど、 KAZE!!!
ハイエースで採用されている空力技としては
エアロスタビライジングフィン
カウルルーバー
エンジンアンダカバーの整流フィン
が主に上げられます。
一つずつ説明します。
エアロスタビライジングフィン
ハイエースに搭載されたエアロスタビライジングフィンはフロント&リアに1箇所ずつ。フロントはサイドミラーの付け根部分のこれ
そしてリアはテールランプのボコボコ、これ
エアロスタビライジングフィンを通った気流は速度を増し、フィン後方で渦状の気流を発生します。
そして、発生した渦状の気流は 周囲の気流の速度を上げるとともに車体側へ引き付ける役割があるとのこと。
マジか!?スゲーやん ハイエース!
カウルルーバー
カウルルーバーとは このパーツのこと
フェンダー見切り部に装着されたこのパーツ「カウルルーバー」は整流形状を採用することで、理想的な整流効果を生むらしい。
車体の無駄な動きを抑制するアプローチを採用し、高速走行時における直進安定性を確保するのだとか。
オイオイ!やるやん ハイエース!!
エンジンアンダカバーの整流フィン
ハイエースの空力対策は何も見えるところだけではない。普段、目の届かない床下にも仕込まれていました。それが、エンジンの下側に取り付けられている、エンジンアンダーカバー。ここに細工された整流ファン。
さらには、ガソリンタンク全面に取り付けられたプロテクタカバー、ここも整流加工がされています。
この2つは、高速走行時における直進安定性に一役かっているのだとか。
見えないところにも、しっかりと気の使えるハイエース。
最高だがね!!!
名車ハイエースをとことんイジリ倒すDIYブログ。